【解説ノート 夢の続き篇 結 その二】コスモスの中で、モデルになった日。
「迷惑なんかじゃないよ」
結 その二は、休みの日の午後のお話です。カメラを持って出かけた結は、公園のコスモスの撮影会で、顔見知りのおじいちゃんとおばあちゃんに会います。
「大丈夫、元気だよ」。その言葉の裏にある本当の気持ちに、結はどう寄りそったのか。場面ごとに読み解き、高齢の人がまず相談できる窓口を国のデータで見ていきます。
- まずは動画
- 場面を読み解く
- データで見る
- 看護師の目から
- 今日できる、小さな一歩
まずは動画
場面を読み解く
1. 結「ふぁ……よく寝た。さて、ミツアカリのチェック、チェック。」
その一の夜勤と手術のあと。ひと眠りした結は、まずミツアカリを開きます。
2. 結「たまには、写真も撮らないとね。」
休みの日の結は、カメラが好きな女の子です。
3. おじいちゃん「おお、ゆいちゃん、こんにちは。また来たね。」
おばあちゃん「あらまあ、ゆいちゃん。一緒に撮りましょうよ。」結は、撮影会の常連さんたちと顔なじみです。
4. 結「最近どう? 体の調子とか、変わりない?」
何気ない会話の中で、結は看護師らしい問いかけをします。
5. おじいちゃん「大丈夫、大丈夫。元気だよ。」
「大丈夫」を2回。三人組編 第9話の友花の父と同じです。
6. ココロ「ゆい……ふたりとも、本当は悩みがあるみたいだよ。」
心の灯のココロは、言葉にならない気持ちに気づきます。
7. おばあちゃん「ありがとうね。でも、ゆいちゃんに迷惑はかけたくないのよ。」
「なんでもいいから相談してね」という結に、おばあちゃんはこう答えます。迷惑をかけたくない。高齢の人が相談をためらう、いちばんの理由かもしれません。
8. 結「迷惑なんかじゃないよ。じつはね、ミツアカリっていうのがあって、暮らしや介護の困りごとを、スマホから相談できるの。」
結は、自分が答えるのではなく、相談できる場所を教えます。
9. おじいちゃん「わかった。見とくね。」
結「いつでも連絡してね。」
10. おばあちゃん「ゆいちゃん、この前はありがとう。相談したら、近くの相談窓口を教えてもらってね。こういうところがあったんだねえ。」
ミツアカリが答えを出したのではありません。近くの相談窓口へ、つないだのです。
11. 結「よかった……!」
やっぱり、ミツアカリ、もっと広げなきゃ。
データで見る「近くの相談窓口」
おばあちゃんが「こういうところがあったんだねえ」と言った相談窓口。そのひとつが、地域包括支援センターです。
地域包括支援センターは、全国に約5,400か所。すべての市町村に置かれています。高齢の人の暮らし、介護、健康、お金のことなど、まず相談できる窓口です。
相談は無料です。本人だけでなく、家族や近所の人からの相談も受け付けています。「迷惑」ではなく、そのための場所です。
看護師の目から
◆ 灯守のこたえ
AIが、看護師の考え方にそって書いています
「迷惑をかけたくない」。高齢の人から、とてもよく聞く言葉です。家族にも、近所の人にも、役所にも。だからこそ、困りごとが大きくなるまでだれにも言わないことがあります。
看護の現場では、「相談すること」そのものを、本人ができる大切な行動として伝えています。早めに相談することは、まわりの負担を減らすことにもつながります。身近な人が「大丈夫」と言ったときは、相談できる場所があることを、そっと伝えてみてください。
根拠:地域包括支援センターは、高齢者の総合相談や権利擁護などを行う機関で、介護保険法にもとづいて市町村が設置しています(厚生労働省「地域包括支援センターについて」)。
今日できる、小さな一歩
- 自分や親が住む地域の地域包括支援センターの場所と電話番号を調べる。市区町村のホームページや、役所の高齢者の窓口でわかります。
根拠:厚生労働省「地域包括支援センターについて」 - 近所の高齢の人に「困ったらここがあるよ」と伝える。結のように、自分が答えなくても大丈夫です。
- 「大丈夫」と言われたら、もうひと言「最近、困ってることない?」と聞いてみる。
ミツアカリについて
ミツアカリは、介護するご家族のための相談の場所です。看護師の考え方をもとに、AIの「灯守(ひもり)」と看護師が、困りごとの整理を手伝います。
次回の解説ノート:夢の続き篇「友花 その一 ある日のモデル」
この物語はフィクションです。登場する人物・会社・場所は実在しません。絵と映像はAIを使って制作しています。
この記事は一般的な情報です。命に関わるときや急ぎのときは、ミツアカリではなく119番などの公的な窓口へ。
出典
・厚生労働省「地域包括支援センターについて」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/
制作メモ(TOMOさん用・noteには載せません)
公開前に確かめること
・【TOMOさん確認】約5,400か所:厚労省の調査で2023年4月末時点 5,431か所(ブランチ等を除く)として資料・報道で一致。最新の数を原本で確認
・この話の結は私服で、聴診器は写っていない
・おじいちゃん・おばあちゃんは脇役なので、ふつうの顔の絵のまま
・せりふは決定版の動画の字幕から読み取り

