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見本:noteに載せる形(第3話) 見出し画像:いちごケーキと、おじいちゃん。

【解説ノート 第3話】いちごケーキと、おじいちゃん。
結が看護師を目指した、本当の理由

ミツアカリ | 三つ灯物語 解説ノート

第3話の主役は、凛の後輩の結です。大好きなおじいちゃんとの思い出と、ある日から少しずつ変わっていったおじいちゃんの話です。

家族が認知症になったとき、子どもや孫は何を感じるのか。場面ごとに読み解き、認知症について国のデータも見ていきます。

この記事の流れ
  1. まずは動画
  2. 場面を読み解く
  3. データで見る
  4. 看護師の目から
  5. 今日できる、小さな一歩

まずは動画

動画の表紙:いちごケーキと、おじいちゃん。▶ この話の動画を見る(ホームページで)

場面を読み解く

1. 「わたしは、おじいちゃんが、大好きだった。」

おじいちゃんの膝の上で。
おじいちゃんの膝の上で。

第3話は、明るい色から始まります。第1話・第2話の凛の物語が夜や雨の色だったのに対し、結の物語は、やわらかい朝の光の色です。結が育った家の、あたたかさが伝わってきます。

2. 「いちごのケーキ! ありがとう、おじいちゃん!」

おじいちゃんが買ってくれた、いちごのケーキ。
おじいちゃんが買ってくれた、いちごのケーキ。

結が今も甘いものとカフェが好きなのは、ここから来ています。好きなものには、だれかとの思い出がつまっていることがあります。

3. 「大きくなったら、何になりたいんだい?」「ケーキ屋さん!」

それが、おじいちゃんの口ぐせだった。
それが、おじいちゃんの口ぐせだった。

おじいちゃんは、いつも結の夢をたずねました。孫の未来を楽しみにしている、どこにでもいるおじいちゃんです。

4. 「寒くないかい?」「もう、ほっといてよ。」

中学生の結と、マフラーを渡すおじいちゃん。
中学生の結と、マフラーを渡すおじいちゃん。

中学生になった結は、おじいちゃんのやさしさを少しうるさく感じています。「あのころは、それが、当たり前だと思っていた」。だれにでも覚えのある場面ではないでしょうか。当たり前の毎日は、変わってから初めて、その大切さに気づくものです。

5. 「おじいちゃんはね……認知症なんだ。」

お父さんから、はじめて聞かされる。
お父さんから、はじめて聞かされる。

ある日、おじいちゃんの言葉が少なくなります。お父さんが結に話す場面は、家族の中で病気のことをどう伝えるかという、多くの家庭が向き合う場面でもあります。

6. 「かわいいね。……君は、誰だい?」

おじいちゃんの、やさしい声のまま。
おじいちゃんの、やさしい声のまま。

このせりふは、物語の中でいちばんつらい場面です。でも、おじいちゃんの声はやさしいままです。忘れてしまっても、目の前の人を「かわいい」と思う気持ちは残っている。そう受けとることもできます。

7. 「毎日、話しかけた。……でも、何も、答えなかった。」

それでも、結は話しかける。
それでも、結は話しかける。

答えが返ってこなくても、結は話しかけ続けます。物語では、おじいちゃんが元気になる場面はありません。それでも、結がそばにいることには意味がある。この話は、そういう物語です。

8. 「おじいちゃんと同じように、困っている人を見つけて、支えたい。」

看護師になった結。
看護師になった結。

「わたし、看護師になる。おじいちゃんのそばには、わたしがいる。」結は、おじいちゃんを治すためではなく、そばにいるために看護師を選びました。そして今は、同じように困っている人を支えています。

9. 凛と友花との出会い

たくさん学んで、たくさんの人に、出会った。
たくさん学んで、たくさんの人に、出会った。

看護学校で、結は先輩の凛と友花に出会います。結はのちに、ミツアカリのしくみとAI「灯守」を作る役目を担います。おじいちゃんとの時間が、ここにつながっていきます。

10. 「おじいちゃん、がんばるね。……いつまでも、長生きしてね。」

大人になった結と、おじいちゃん。
大人になった結と、おじいちゃん。

最後の場面で、結はおじいちゃんの手をにぎります。言葉は返ってこなくても、手のぬくもりは伝わる。第2話の凛と同じように、ここでも手が大切な役目を持っています。

第3話を読み解く3つの鍵

データで見る「認知症」

結の家族のように、家族が認知症になるのは、特別なことではありません。

認知症の高齢者(2022年の推計) 約443万人 / 65歳以上の人のうち 約8人に1人

2022年、認知症の高齢者は約443万人と推計されています。65歳以上の人のおよそ8人に1人です。認知症の手前とされる「軽度認知障害」の人も、約559万人いると推計されています。

家族や親せきに、認知症の人がいる。それは今の日本では、多くの家庭にとって身近なことです。

看護師の目から

◆ 灯守のこたえ

AIが、看護師の考え方にそって書いています

家族が自分のことを忘れてしまう。それは、本人だけでなく家族にとっても、とてもつらいことです。結のように、「答えてくれなくても話しかける」ことに、むなしさを感じる人もいるでしょう。

看護の現場では、言葉が少なくなった人にも、名前を呼び、目を見て、ゆっくり話しかけることを大切にしています。返事がなくても、それは相手を一人の人として大切にする関わり方です。そして、話しかける家族自身がつかれてしまわないように、まわりに頼ることも同じくらい大切です。

根拠:国の認知症施策は、認知症の人の尊厳を大切にし、家族の負担にも目を向けることを基本にしています(「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」2024年施行、厚生労働省「認知症施策」)。

今日できる、小さな一歩

ミツアカリについて

ミツアカリは、介護するご家族のための相談の場所です。看護師の考え方をもとに、AIの「灯守(ひもり)」と看護師が、困りごとの整理を手伝います。

続きは、ミツアカリのホームページで物語の続きと、介護の小さな工夫をまとめています。登録は無料です。

次回の解説ノート:第4話 結「夢と旗」

この物語はフィクションです。登場する人物・会社・場所は実在しません。絵と映像はAIを使って制作しています。
この記事は一般的な情報です。命に関わるときや急ぎのときは、ミツアカリではなく119番などの公的な窓口へ。

出典
・厚生労働省「認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究」概要 https://www.mhlw.go.jp/content/001279920.pdf
・厚生労働省「認知症施策」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html
・厚生労働省「地域包括支援センターについて」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/

#介護#認知症#おじいちゃん#看護師#三つ灯物語#ミツアカリ

制作メモ(TOMOさん用・noteには載せません)

公開前に確かめること
・約443万人・有病率12.3%・軽度認知障害 約559万人:厚労省資料(001279920.pdf)の数字と複数の記事で一致。「8人に1人」は12.3%から
・認知症サポーター養成講座の説明(無料・市区町村や職場で開催)を厚労省のページで確認
・「治す」と読める言い方は使わず「そばにいる」にした(台本の決まりどおり)
・場面 04_B4(白い制服に聴診器の結)は、白衣・聴診器を使わない決まりに当たる可能性があるので使っていない