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見本:noteに載せる形(三人組編 第6話) 見出し画像:とどかない電話の、その先へ。

【解説ノート 三人組編 第6話】とどかない電話の、その先へ。
「つないだ、だけ」。それがミツアカリ

ミツアカリ | 三つ灯物語 解説ノート

第6話は、雨の夜に届いた、ある男性からの相談のお話です。「父が、夜に、家を出ていってしまいます。」

画面の向こうにいる人を、3人は直接助けに行けません。それでもできることは何か。場面ごとに読み解き、認知症の人の行方不明について国のデータを見ていきます。

この記事の流れ
  1. まずは動画
  2. 場面を読み解く
  3. データで見る
  4. 看護師の目から
  5. 今日できる、小さな一歩

まずは動画

動画の表紙:とどかない電話の、その先へ。▶ この話の動画を見る(ホームページで)

場面を読み解く

1. 雨の夜、玄関に立つ男性

かさを手に、玄関に立つ男性。
かさを手に、玄関に立つ男性。

第5話と同じように、物語は相談をくれる人から始まります。今回は、雨の夜に父をさがす男性です。

2. 「父が、夜に、家を出ていってしまいます。……もう、どうしたらいいか。」

相談を読む結。
相談を読む結。

認知症の家族が、夜にひとりで出ていってしまう。家族にとって、とても怖い出来事です。

3. 友花「……行って、探してあげたい。……でも、自分たちは、行けない。」

思わず立ち上がる友花。
思わず立ち上がる友花。

自分から家へ会いに行く訪問看護師の友花(短編 第5話)が、行けない。画面の向こうの人には、手がとどきません。

4. 結「わたしたちに、できることって、文字だけなんですか……。」

唇をかむ結。
唇をかむ結。

しくみを作った結だからこそ、その限界を感じています。

5. 「文字だけ。……だから、いちばん近くの人に、つなぐ。」

静かに考える凛。
静かに考える凛。

凛の答えは、自分たちで助けようとしないことでした。文字しか届けられないなら、その文字で、いちばん近くにいる人へつなぐ。

6. 結「お住まいの地域の、相談窓口……。夜でも、つながる番号も。」

地域の窓口を調べる結。
地域の窓口を調べる結。

結は、相談者の住む地域の窓口と、夜でもつながる連絡先を調べます。

7. 「おひとりで、探さないでください。まず、ここに、……」

返事を書く凛。
返事を書く凛。

凛の返事は「おひとりで、探さないでください」から始まります。ひとりで探し回るより、まず警察や地域の窓口に知らせる。それが、見つかる近道になることがあるからです。

8. 友花「……返事、来ないな。」

朝まで、返事を待つ友花。
朝まで、返事を待つ友花。

返事を送ったあと、3人にできるのは待つことだけです。

9. 結「『見つかりました。ありがとう』って……!」

夜明け、通知を見る結。
夜明け、通知を見る結。

雨上がりの朝、知らせが届きます。お父さんは見つかりました。

10. 「わたしたちは、助けたんじゃない。つないだ、だけ。」

目を閉じる凛。
目を閉じる凛。

友花「それで、いい。それが、ミツアカリだ。」見つけたのは、地域の人たちです。3人は、つないだだけ。とどかない手のかわりに、となりのだれかへつなぐあかり。ミツアカリの役目が、はっきり見えた回です。

三人組編 第6話を読み解く3つの鍵

データで見る「認知症の人の行方不明」

物語の男性のように、認知症の家族が家を出て行方がわからなくなることは、めずらしいことではありません。

認知症で行方不明の届け出があった人(2023年) 19,039人 / 届け出を受けた当日に見つかった人 約74%

2023年に、認知症が原因で行方不明の届け出があった人は19,039人。統計をとり始めてから過去最多です。一方で、所在がわかった人の約74%は、届け出の当日に見つかっています。

早く知らせることが、早く見つかることにつながる。「おひとりで、探さないでください」という凛の言葉には、そういう意味があります。

看護師の目から

◆ 灯守のこたえ

AIが、看護師の考え方にそって書いています

家族がいなくなったとき、多くの人は「自分で探さなければ」と思います。迷惑をかけたくない、大げさにしたくない、という気持ちもあるでしょう。

でも、行方がわからないときは、ためらわずに警察に連絡することが大切です。あわせて、ふだんから地域包括支援センターに相談しておくと、地域の見守りのしくみや、もしものときの備えについて教えてもらえます。ひとりで探さない。それは、家族を守るための判断です。

根拠:警察庁の統計では、認知症の行方不明者の多くが届け出の当日に見つかっています。自治体によっては、事前登録による見守りのしくみ(見守りネットワーク等)があります(警察庁「行方不明者の状況」、厚生労働省「認知症施策」)。

今日できる、小さな一歩

ミツアカリについて

ミツアカリは、介護するご家族のための相談の場所です。看護師の考え方をもとに、AIの「灯守(ひもり)」と看護師が、困りごとの整理を手伝います。

続きは、ミツアカリのホームページで物語の続きと、介護の小さな工夫をまとめています。登録は無料です。

次回の解説ノート:三人組編 第7話「結のおじいちゃん」

この物語はフィクションです。登場する人物・会社・場所は実在しません。絵と映像はAIを使って制作しています。
この記事は一般的な情報です。命に関わるときや急ぎのときは、ミツアカリではなく119番などの公的な窓口へ。

出典
・警察庁「令和5年における行方不明者の状況」https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/fumei.html
・厚生労働省「認知症施策」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html

#介護#認知症#行方不明#見守り#三つ灯物語#ミツアカリ

制作メモ(TOMOさん用・noteには載せません)

公開前に確かめること
・【TOMOさん確認】19,039人・約74%:報道で一致。警察庁の資料本文で確認(URLは統計ページの一覧。該当PDFに差し替え)
・「見守りネットワーク」の名前は自治体ごとにちがうので、一般的な言い方にした
・せりふは決定版の動画の字幕から読み取り